盛巌寺は、大給松平家の菩提寺として第六代家乗公により創建された後、藩主の転封の度に移転し、明和元年(1764年)第十一代乗佑公が出羽国山形藩から西尾藩の転封の折に、十二度目の地となる当地に移され今日に至っている。移転の回数は、当山と大給松平家との絆の深さを物語っている。
七年の歳月をかけて建てられた寺院は、翌年火災により山門を残して焼失したが、ただちに再建された。現在の本堂は、大正八年に改築普請されたものである。
大給松平家は、歴代の藩主が大阪城代・京都所司代・老中など徳川幕府の幕閣に登用された名門である。
境内には、十四代乗全公と奥方の墓碑や頌徳碑が、また堂内の「みたまや」には大給松平家の祖乗元公・二代乗正公・五代真乗公・六代家乗公・十四代乗全公・十六代乗承公と、それぞれの奥方の御位牌が奉安されている。
盛巌寺は、大給松平家ゆかりの寺宝とあわせ、宗家の菩提寺にふさわしい風格と、歴史の重みを感じさせる名刹である。
山 号 久昌山(きゅうしょうざん)
寺 号 盛巌寺(せいがんじ)
宗 派 曹洞宗
本 尊 聖観世音菩薩
住 所 〒445-0841 愛知県西尾市馬場町70番地
電 話 0563-57-5513
◇ 三河三十三観音霊場 第三十番札所(尾張百観音霊場 第九十六番札所) [ 〇 ]
April 08,2017
和尚様がとても優しく、お茶とお菓子を頂きました。ポケットテッシュまで...
名 称 久昌山 盛巌寺
墨書き 「聖観音」
札所等 三河三十三観音霊場 第三十番札所
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久昌山 盛巌寺 お寺のリーフレット
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